パラブーツ・シャンボードのお手入れ方法(ブラウン MARRON FONCE)


 今回のParabootパラブーツのお手入れは、ダークブラウンのシャンボードです。




 このモデルは、7、8年前に、たしか二子玉川の高島屋に設けられたParabootの季節限定店で購入しました。それは、当時の青山骨董通りのParabootの対応があまりにも残念だったためです。

 当時、青山店にオールソウル交換のために、大切に使用していた保存用ケースに入れて修理出しました。しかし予定期日になっても連絡がこない。こちらから電話するとあわてて対応したようで、さらに1週間ほど待たされました。さらに、楽しみに開けてみると、持参した箱ではなく、ただの段ボールにはいって返送された…。

 また、同じ頃、靴紐を3種類購入して家に帰ってみると、長さが違うものがまざっていた。電話でその旨伝えて郵送で送り返したら、郵便代の返金もなく、お詫びもなく、ただ代替の紐のみが送られてきた…。

 さらに、別のときの修理時に「タグも交換してほしい」と聞いたところ、「タグの交換はできない。みなさん汚れるとハサミで切り取っていますよ〜」と平然と言われて諦めましたが、いろいろと調べるとタグの交換もできるというのがわかった…。とあまりにもひどいことが続いたため、しばらくは青山店を利用しなくなりました。

 しかし、最近の青山店はとても素晴らしい対応をしてくれますから安心してください。ただ、メンテナンス時に箱を持参するのはやめておいたほうが無難かもしれません。また、タグの交換もきちんと対応してくれます。

 横に逸れました。さて、このブラウンのシャンボードは、ソウルの全交換を1回しています。ではこのシャンボードのメンテナンス方法を紹介します。




(1)クリーニングオイルで古いクリームを落とす

この色のシャンボードは、汚れがあまり目立ちません。そのため古いクリームが残っていてもあまり目立たないのですが、1年に一度の頻度で、パラブーツ純正のクリーニングオイルで汚れを落しています。

 汚れを落としたら、約半日は乾燥させるために寝かします。すぐにクリームを塗るとノリが悪いので、じっくり待ちましょう。理想としては1日置くのがよいと思います。
 さて、これからメンテナンスをしますが、どうしてもタグが汚れてしまいます。タグにクリームがつくとなかなか落とせないですので、あらかじめマスキングテープなどでタグ部分を覆っておきます。こうすることで、タグに汚れがつくことを防ぎます。



(2)シュークリームはもちろんパラブーツ純正品
準備ができたら、クリームをまんべんなく塗っていきます。
 クリームはもちろんパラブーツ純正を利用。このダークブラウンの靴には「MARRON FONCE」というクリームを使っています。




(3)ブラシでクリームを塗りつける
 さて、クリームを塗りつけるオススメのブラシは歯ブラシ大の靴専用ブラシ。これは無印商品で購入したものです。あまり柔らかいと毛が曲がってしまい、十分にクリームを刷り込めないため、ほどほどの硬さのブラシがオススメです。

色ごとに用意します

ブラシでクリームをすくい取り、まんべんなく塗りこんでいきます。

傷などで色がはげているところは、念入りに刷り込みます。
そうして全体をくまなく塗って終了。




(4)クリームを拭き取る
 塗りつけが完了したら、拭き取りです。ポリッシュ用の布が最適ですが、わたしはまずはタオル地の布で拭き取ります。力を入れて拭き取ります。

とにかくゴシゴシ拭き取ります。

(5)磨く
 そうして磨きの工程です。これもポリッシュ布が最適ですが、わたしの場合はタオル地の布で引き続き力をいれて磨き上げます。

 (6)ブラッシングで仕上げ
 そうして最後の仕上げはブラッシングです。硬めのブラシでごしごしと、あまったクリーム分を取り除くために磨き上げます。この工程でかなり輝きが出ます。

色によってブラシは使い分けます

では、次回は、黒(Noir)のシャンボードのメンテナンスを紹介します。






スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク