ユーザー車検に行ってみた!ユーザー車検を徹底解説!【品川・東京運輸支局】

A庁舎横にある案内図


品川区(鮫洲駅近く)にある関東運輸局東京運輸支局で、2019年6月にユーザー車検を受けてきました。
初めてのユーザー車検でしたが、難しくはありませんでした。「ユーザー車検、初めてです」と言うと、職員のみなさんが丁寧に親切に対応してくれました。
車検証の入手までにかかった時間はトータルで約2時間、総費用は52310円でした。車種はホンダのフリードです。車検後に法定24カ月点検(相当)を近所の整備工場で無理を言ってお願いして完了です。自分の車のメンテナンスに注意をはらうようになり、良い機会でした。
ネット上には品川の東京運輸支局でのユーザー車検の情報があまりなかったので、その記録です。参考にしてください。

【サマリー】
(0)ネットで事前に検査日を予約
(1)予約した日に東京運輸支局(東京都品川区東大井1丁目12番17号)に車で登庁
(2)C庁舎(ナンバーセンター)で書類を入手し、印紙を購入し、自賠責も更新
(3)A庁舎で書類を記入し、一式を受付に提出
(4)戻された書類一式をもって検査ラインの車列に並ぶ
(5)係員の指示に従い車に乗って検査を行う
(6)検査終了後、渡された書類を持って最後に再びA庁舎で書類提出
(7)新しい車検証とステッカーを交付され終了
(8)整備工場で、法定24カ月点検を特別にお願いして車検完了

【総費用】
検査登録印紙代金:400円
審査証紙:1300円
重量税印紙:24600円
自賠責保険料2年分:25830円
(合計)52130円

想像以上に簡単でした。以下、詳細を記します。

【ユーザー車検(品川・東京運輸支局)の受け方!】
(0)ネットで事前に検査日を予約
まずはネットで検査を受ける日程を予約します。予約サイトは下記です。

https://www.yoyaku.naltec.go.jp/

予約するためには新規のアカウントを作成する必要があります。
アカウントを作成してログインし、品川区の検査場でユーザー車検を受けるなら、
「●受検検査場の選択」では、
「関東」「東京運輸支局」をプルダウンから選択。

「●検査種別の選択」では、
「継続検査」を選択。

「●検査車種の選択」では、
車検を受ける車種を選択します。

そして「次へ」を押すと、日程を選択する画面が表示されますので、ここで希望の日程を予約します。
日程は、平日で10日先までの予約が可能です。
予約が完了すると、登録しているメールアドレスに予約完了メールが返信されます。ここで予約番号が記述されていますが、これは当日に必要となる大切な番号です。当日はプリントアウトして持っていくことをお勧めします。

(1)予約した日に東京運輸支局(東京都品川区東大井1丁目12番17号)に車で登庁
東京運輸支局は、品川区の鮫洲駅そばにあります。となりには鮫洲運転免許試験場がありますので、運転免許の更新でこの近辺に来たことがある人も多いことでしょう。
品川シーサイド駅のそばにあります。都道316号沿いに走ると、大きな道路標識がありますのですぐに見つけられます。入口は2箇所。中の駐車場も広いですので、空いているところに駐車します。

案内図


A庁舎の横には関東運輸支局全体の案内図があります。いろいろと説明されていますが、車検の事務手続きでお世話になるのは、A庁舎とC庁舎(ナンバーセンター)です。ここだけちょっと注意して確認しておきます。
C庁舎が重量税の印紙支払いと、自賠責の加入をするところで、A庁舎が実際の車検証の発行書類の手続きをする場所となります。
行く順番としては、図に記した通り、①C庁舎→②A庁舎→③検査ライン→④またA庁舎 となります。

(2)C庁舎(ナンバーセンター)で書類を入手し、印紙を購入し、自賠責も更新
さあ、いよいよユーザー車検の旅の始まりです。旅の始まりはC庁舎(ナンバーセンター)です。
ここで持っていくものは、
・現在の車検証
・自賠責保険の証書
・お金
・ネットでの検査予約番号
だけです。以前は自動車税の支払い書も必要だったようですが、オンライン化されたようでとくに提出は求められませんでした。税金の支払いから10日未満、または、期限内に支払っていない場合は必要になるとのことですので、心配な人は持参しておきましょう。といいますか、車検証が収まっている束を持ち歩くのがベストでしょう。
認印も必要ありませんし、現在の走行距離をメモすることも不要でした。

ユーザー車検の旅の始まりは「ナンバーセンター」。外観は落ち着いていますが、扉をあけると中にとてもたくさんの人が働いていて、一瞬戸惑いました。


・C庁舎は、長いカウンターのある受付業務がメインの庁舎のようです。狭いカウンターの中の奥のフロアでたくさんの職員さんが手際よく仕事をすすめてくれています。
・庁舎の中央付近に「文書受付」という部分があります。わからなければ、カウンターの中にいる方に聞いてみましょう。文書受付の前のカゴに用紙が置いてあります。「ユーザー車検の用紙をください」というと、ゼムクリップにまとめられた一式を渡されます。以前は有料だったようですが、現在は無料で書類を入手できます。
・文書を手に入れたなら、そのすぐ右横で印紙を購入します。現在の車検証を手渡しながら「ユーザー車検の印紙代を払いたいのですが」と言うと、金額を教えてくれますので支払います。すると二つの用紙に印紙を貼り付けた用紙を手渡してくれます。
・次に、その右横で自賠責の更新をします。現在の自賠責の証書を渡して「更新をお願いします」というと、金額を教えてくれますので、支払います。すると、新しい自賠責保険の証書ができあがります。
・C庁舎で下記のアイテムをゲットしたら向かいにあるA庁舎に向かいます。
1-自動車検査票1(1700円分の印紙が貼られている)
2-自動車重量税納付書(重量相当の印紙が貼られている)
3-継続検査申請書
4-新しい自賠責保険証書
これに、現在の車検証をまとめてクリップで渡してくれます。

(3)A庁舎で書類を記入し、一式を受付に提出
C庁舎でアイテムをゲットしたなら、向かい側にあるA庁舎にむかいます。ここで気をつけていただきたいのは、ユーザー車検のコーナーは、A庁舎の一番端っこの6番、7番カウンターということです。
そのため、C庁舎からでてまっすぐにA庁舎向かいの長い階段を登ると、正面のカウンターに着いてしまうのです。そのため、ユーザー車検の場所への近道は、C庁舎を出てA庁舎の建物にそって右に歩いてください。壁沿いに歩いて左に曲がると大きく「ユーザー車検はこの階段をのぼってください」という看板がありますので、それにしたがって階段を登るのが近道です。といっても、同じ建物なので別にどうでもよいことではありますが。

C庁舎の向かい側にあるA庁舎の右端までいきます。この建物も外観は落ち着いていますが、中にはとてもたくさんの人が働いていて活気にあふれています


親切に看板があります


この2階が受付です


・2階にあがり、6番7番の受付の前に、書類の記入机があります。そこに記入例が記されていますので、それを参考にして、3枚の書類に記入していきます。指示の通りに記入していくだけです。このように記述しました。継続検査用書類は鉛筆で記入する部分があります。記入台にはボールペンと鉛筆がありますので、持参不要です。


・筆者の場合は、2枚目の重量税の文書の記入に誤りがありました。「車両重量」のところに「車両総重量」の重さを記入したのです。その部分は係のお兄さんが「これだと税金高くなるからねっ」と言いながら書き直してくれました。ほかにも記入漏れなどありましたが、お兄さんが代わりに記入してくれました。とても適切な対応で感謝です。
・書類をチェックしながら「点検記録簿はなしでよいですか?」と聞かれましたので、「はい、このあとに点検してもらいます」と話すと、「きちんと法定点検を受けることが大事ですからね」とアドバイスをいただき、そしてすべてが完了です。
ハンコが押された文書を手渡されると、「あとは検査ラインに並んでください」と言われましたので、次のステージの検査ラインへの旅に旅立ちます。

(4)戻された書類一式をもって検査ラインの車列に並ぶ
A庁舎で渡された書類(3種類と現在の車検証、自賠責の証書)をもって、いよいよ検査ラインに並びます。

検査ラインの列に加わります


でも、ちょっとまった!
車列に加わる前に2点やっておいたほうがよいことがあります。
1ーあなたの車にホイールカバーがついている場合は、あらかじめ外しておく必要があります。ホイルカバーの外し方は、ネットにたくさんありますのでそちらでお探しください。といいましても、車の車載部品の中にある巨大なマイナスドライバーのようなレバーを、ホイールカバーの専用の隙間に差し込んでぐいっとひっぱると簡単に取り外せます。
2ー検査ラインには見学者専用の通路があります。ここで、検査ラインにのってどのようなことをしているのかを前もってみておくことをお勧めします。検査ラインでは、右前方に大きなディスプレーがあり、そこに「ブレーキをかけてください」「ライトをつけてください」などの指示がでているのを確認できます。
また、排気ガスの検査では、マフラーに検査用の棒を差し込むのですが、そのあとに自分で検査用紙を機械に通す必要がるので、そのコツなどを事前に調べておくことができます。もっとも初めての場合は、後述しますが係員の方がつきっきりで教えてくれますので、時間がない人は割愛可能でしょう。

・今回、筆者は10:30からのラウンド2に予約したのですが、早く並ぶと早く対応してくれるのでは?と思い10時ごろに並びました。しかし、ラウンド1の検査が終了すると、ラインはストップしており早く検査を受けることはできませんでした。ただ、10:30からのラウンドにもかかわらず、10時ごろからすでに車列はできておりますので、早めに並ぶに越したことはありません。早めに並びましょう。

・検査ラインの直前になると、係の人がきて、ウィンカー、ワイパー、ハザード、バックランプ、クラクション、ウィンドウォッシャーなどを確認するためにいろいろと指示をだされます。最後には、ボンネットを開けるように言われます。車体番号の確認をするためです。また、その間に運転席をのぞいて走行距離もチェックしているようです。係員さんの指示ははやいので、聞き逃さないように注意深く指示に従いましょう。

・「ユーザー車検、初めてです」というとわかりましたと、いろいろとここでも親切にしてくれました。また、「ラインに入るときにハザードをつけて入ってください」と指示されましたが、どうやらハザードは初心者か説明が必要な人の合図のようです。これを係の人が見て、手厚く対応してくれるようです。ありがとうございました。

(5)係員の指示に従い車に乗って検査を行う
・検査ラインに入ると、あとは係の人の指示にしたがって操作するだけです。先ほどお伝え済みですが、排気ガスの調査後に用紙を機械に入れるとき、すべて終わった後に総合判定の人に用紙をだすときなど、きちんと指示をだしてくれます。

・すべての検査が終わると、出口で車を止めるように指示され、出口の小屋にいる総合判定のひとに用紙を渡してくるようにと言われます。その担当者に用紙を手渡して「オッケーです」と言われれば検査終了です。

こちらが検査レーン出口

(6)検査終了後、渡された書類を持って最後に再びA庁舎で書類提出
ユーザー車検の旅もそろそろ終了を迎えようとしています。
検査レーンでの検査が完了して、「検査OK」と言われたなら、再び車を駐車場にとめて、書類をもってA庁舎2階にむかいます。このときのステージは、6番受付です。6番受付にいきますと、カウンターの上に、番号札が挟まれたピンクのクリップがあります。この番号札をとってクリップにはさんで、提出スライダーに書類を投入して、あとは番号が呼ばれるのをまつだけです。

(7)新しい車検証とステッカーを交付され終了
番号が呼ばれて、新しい車検証とステッカーをもらい、ユーザー車検の旅も終了です。終わってしまうとあっという間の旅でした。
ステッカーは、裏面に貼り付け方の説明があります。ちょっと複雑かもしれませんが貼り付けましょう。

車検ステッカー

裏に説明が書かれています

(8)整備工場で、法定24カ月点検を特別にお願いして、車検完了
車検証更新後、以前お世話になった整備工場で、法定24カ月点検(相当)の点検を無理言ってお願いしました。もちろん有料です。先に点検してもらうとよりスムーズな旅になったかもしれませんし、車検証の「点検記録後なし」ということもなくなりましたね。

これでユーザー車検の旅は完了です。みなさまもどうぞご参考ください。

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