パナソニック GVL5700(FY-13UG5V)を取り付けた

パナソニック PANASONIC FY-13UG5V [電気式バス換気乾燥機(常時換気機能付)]

設置完成図

浴室天井に埋め込まれていたバス換気乾燥機の交換記録です。GVL5200という機種からFY-13UG5V(GVL5700A)という機種に交換しました。開口部のサイズが違う、下からぶら下げて取り付けるのではなく上に設置した、などのため若干の工夫は必要でしたが交換しましたので、その記録です。ご参考ください。




■GVL5200という浴室換気暖房乾燥機
浴室の天井に設置されていたパナソニック(panasonic)製の浴室暖房換気乾燥機GVL5200が壊れました。換気機能に問題はないのですが、乾燥機能が効かなくなったのです。温風は出るには出るのですが、部屋全体が温まらず、洗濯物がなかなか乾かない状態となってしまいました。

GVL5200

■コールセンターに修理の連絡
まずは、パナソニックのコールセンターに修理の連絡をしました。
担当者によると、おそらくヒーター部分の交換になるとのこと。修理費用はヒーター交換と出張料込みで2万7000円〜3万円と言われました。3万円。10年も使っているのでそんなものかもしれません。ただ、同様の最新版は、ネットなどで35000円程度で売られています。



■新品に交換した見積もりに驚愕!
ちなみにGVL5200の新品と交換した場合の見積もりを送ってくれることになりました。6万円程度とたかをくくっていました。
しかしながら、新品のGVL5200が8万円(定価10万円の2万円引)、出張取り付け費用がなんと、5万円の合計13万円という驚愕の見積もりが送られてきました。

たまったものではありません。

というわけでGVL5200から最新機種のGVL5700Aに自分で交換することにしました。とても簡単な設置のため、資格なしでも日曜大工感覚で交換可能です。ただし、作業にあたっては電気の遮断などには十分注意を払ってください。

■GVL5700の購入(FY-13UG5V [電気式バス換気乾燥機(常時換気機能付)])
今回壊れたのはパナソニック製の「GVL5200」。この「GVL」という機種で最新版を探したところ、GVL5700という機種があるのを見つけました。しかし、パンフレットなどには、FY-13UG5V [電気式バス換気乾燥機(常時換気機能付)]という名称でしか見つけられません。型名を変更したのか、用途によって使い分けているのか不明です。おそらくこのFY-13UG5V [電気式バス換気乾燥機(常時換気機能付)]がGVL5700にあたり、最新版だと思って購入、取り付けることにしました。




■GVL5700A(FY-13UG5V)を購入
ネット通販でGVL5700Aというのが販売されているのを見つけました。GVL5700ではなく、GVL5700Aです。末尾にAがついています。この「A」がよくわかりませんが、オートのAのようで、機能としては問題がないようなので、そのまま購入しました。

なんと在庫処分ということで16000円程度で売っている!最新版でこんなに安いなんてラッキーでした。ただ、ヨドバシやビックなどの通販でも4万円程度で購入可能です。日曜大工に自慢のある方は、自分で交換することをお勧めします。出張修理費用の5万円が節約できるのですから。

購入したものは下記になります。開封未使用品ということでしたが、新品です。

GVL5700Aのパネル

GVL5700A




GVL5700A

GVL5700A

■GVL5200の取り外し
まず最初に、ブレーカーで電源を根元から落としましょう。基本中の基本ですので、ぜったにお忘れないように。強い電気が流れていますので、感電すると目も当てられませんから。

ブレーカーを落として作業を開始

まずは現在取り付けられているGVL5200の取り外しです。
パネル部分を取り外します。4角のネジを外すと簡単にパネルが取りはずせます。

GVL5200




GVL5200は落下防止のツメがある

GVL5200の開口部





このタイプはぶら下げるのではなく、内側に設置するタイプです。地震などで落ちてくることがないので安心ですよね。さらに4角に止めてあるネジを取り外します。

■横の開口部から取り外し
幸いなことに、取り付け部分の横に大きな開口部があります。ここを利用することで簡単に取り付けが可能でした。ここから中をのぞいて、ダクトを取り外します。銀色のダクトテープがついているのでこれを剥がしてダクトを取り外します。簡単にとれます。

すぐ横の大きな開口部

GVL5200のダクト部分

GVL5200のダクトをはずした





■電源部分の切断
つぎに、電源ケーブルの取り外しです。白と黒の電源ケーブル、緑のアースが繋がれていますが、これを取り外します。電源は接続機器からひっぱると抜けましたが、緑のアースは圧着機器でつながっていたためにとれない。そのためペンチで切り落としました。また、操作パネルへの接続コードもあり、これも外します。今回はリモコンに変更となりますので、このコードはここで永眠となります。
これらを取り外すことでようやく本体が取りはずせました。

このような接続キットで接続されていた

取り外した開口部を上から見た




取り外した開口部

取り外した開口部

■GVL5200の正体
取り外したGVL5200はこのようなものでした。10年使っている割にはそんなに汚れていませんね。

GVL5200の開口部

■GVL5700Aの取り付け ダクトの接続
まずは、本体を天井の上の内部に設置します。GVL5200に比べるとコンパクトなため、するりと入ります。開口部に隙間ができますので、これはあとで塞ぎます。本体を中にいれたら、まずはダクト接続部分を組み立てます。この乾燥機は、ダクト接続部分がとりはずせるようになっているので、まずはこのダクト接続部分を組み立て、その組み立てた部品にダクトをつなげます。つなげたダクトには、アルミのダクトシールではずれないように念入りに取り付けます。

上から設置

上から設置。すきまができる




ダクトの位置も変わるため、ダクトを伸ばして繋げる

組み立てたダクト接続部分

仮に設置





ダクト接続部分は本体にセットした後に、ツメを折ることで本体と一体化します。このあたりは取り付け説明書に詳しく記載されていますので、よく読んで注意して作業してください。

■GVL5700A本体を設置
本体を開口部に合わせて設置します。このときネジ穴がGVL5200とあいませんでしたので、簡易ドリルで穴をあけました。本来なら4箇所、4角をネジ止めするべきですが、上に置くということもあり、対角線の2箇所でとめることにしました。みなさんは、きちんと4箇所ネジ穴をあけて固定してください。

仮設置

■GVL5700Aは本来は下からぶら下げて設置するタイプ
このGVL5700Aは取付説明書によると、開口部下部に外側からネジ止めして固定してぶらさげて取り付けるタイプです。そのためネジは木ネジが主流です。今回は上に設置してネジ止めすることになるため、木ネジではなく、ネジとナットで固定することになりますので、ホームセンターで適当なネジ類を購入しておくことをお勧めします。

パネルにもすきまができた

こうして、横の開口部の隙間をあけて本体の設置が完了しました。つぎに開口部の余ったところを塞ぎます。




■あまった開口部をスチロールパネルでふさぐ
試行錯誤しましたが、結論としては、あまったダクトテープで密閉して塞ぎ、その上から目隠しとしてスチロールパネルで隠す、ということにしました。アクリル板などでもよいのですが、単なる目隠しですので、軽いほうが安全ですし、安くすみます。写真をご覧ください。

スチロールパネルを加工

加工したスチロールパネル

■パネルの隙間をスポンジで塞ぐ
先述しましたが、このタイプは下からぶら下げて設置するタイプですが、今回は内側に設置したため、どうしてもパネルと本体の間にすきまができてしまいます。このままでも使用に問題はないかもしれませんが、横から風がもれたり、効率よく吸気ができなかったりするような気がします。そのため、隙間テープをパネルにはって、すきまをなくすことにしました。

すき間テープ

すき間テープですき間を埋める




パネル

■最後にパネルを設置
そうして隙間テープを貼ったパネルを取り付けて完成です。ただこのとき、ネジが短くて届かないので、パネルをとめるためのネジが必要となります。長さは写真のがぴったりでした。

パネルを固定するためにはこの長さのネジが必要

■パネルの穴塞ぎとのリモコンの設置
GVL5200の操作は、正方形のパネルによっての操作でしたが、GVL5700Aはリモコンです。そのため、パネル跡地を塞ぎ、リモコンを別なところに設置して完成です。

旧パネル部分は塞いだ

リモコンも設置

■完成
いかがでしょうか。設置時間はおよそ3時間ほど。本体以外で購入したものは、ダクトを接続するダクトテープ(800円)、ネジ各種(合計500円ほど)、すきまスポンジテープ(100円程度)です。

すき間テープですき間がなくなった

設置完成図




すき間テープですき間がなくなった

スチロールパネルで覆った。この下にはダクトテープで密閉している

設置完了図

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